「米粉パンはすぐにパサパサする」とお悩みの方はいませんか?
米粉パンは性質上、どうしてもすぐに乾燥してしまいます。
せっかく作った米粉パン。
正しい保存と温め方を学んで、ふんわりもちもちを楽しみましょう。
どうして米粉パンはパサパサするの?
米粉パンがパサパサする原因は、米粉の性質によります。
・米粉は脂質が少なく、水分を保持しにくい
・アレルギー対応でシンプルな配合のパンが多い
まずは米粉の性質を理解して、乾燥するのを防ぎましょう。
米粉は脂質が少なく、水分を保持しにくい
米は脂質が少ないです。
そのため油分が少なく、パサつきを感じやすくなります。
また小麦に比べて水分を保持しにくいのもパサつきやすい原因です。
お茶碗によそったご飯をそのままにしておくと、すぐにカピカピになるのはそのためです。
ご飯同様、焼き上がった米粉パンをそのままにしておくと、水分がすぐに飛んでしまい、パサパサと乾燥してしまいます。
シンプルな配合が多い
米粉パンはアレルギー対応のレシピが多いです。
そのため、バターや卵などを使用しないレシピがほとんど。
バターや卵には、パンを乾燥から守り、劣化を防ぐ役割があります。
米粉パンにはバターや卵を使ってないものが多いのも、乾燥しやすい理由のひとつです。
パサパサしやすい、米粉パンの正しい保存方法
米粉の性質と特性がわかったところで、米粉パンの正しい保存方法をご紹介します。
- まだ少し温かいうちにキッチンペーパーなどで包む
- さらにラップでしっかり包む
- ジップロックなど密閉できる袋に入れる
1.まだ少し温かいうちにキッチンペーパーなどで包む
米粉パンは完全に冷えてしまうと、水分が抜けきってしまいます。
まだ少し温かいうちに、保存することが大切です。
ただし、温かいうちにいきなりラップで包むと、水滴がたまり、クラム(パンの皮)がびちょびちょになってしまいます。
そこでキッチンペーパーを使うと、余分な水分を吸って適度に湿度を保ちます。
冷凍保存する場合は、キッチンペーパーを取り除いてください。
2.さらにラップでしっかり包む
キッチンペーパーだけで包んでいると、徐々に乾いてしまい空気中に水分が逃げてしまいます。
そこで、キッチンペーパーの上からさらにラップで包みましょう。
適度に湿度を吸い、また、乾燥を防ぐことが大切です。
3. さらにその上からジップロックなど密閉できる袋に入れる
ラップも厳密には穴が空いています。
また、閉じ口から空気が触れて乾燥する場合があります。
1つずつラップで包んだら、さらにジップロックなどに入れて、さらに乾燥をしっかり防ぎましょう。
【当日〜翌日に食べる場合】
高温多湿を避けて常温で保存してください。
保存料や添加物が入っていませんので、個人の判断でできる限り早めにお召し上がりください。
【翌々日に食べる場合】
冷凍保存がおすすめです。
冷めたらキッチンペーパーを取り除いて直にラップをし、密封できる冷凍対応の袋に入れて冷凍庫に入れましょう。
米粉パンのおいしい温め方
しっかり保存した米粉パン。
おすすめの温め方は電子レンジです。
小麦パンの場合はトースターでリベイクしますが、米粉パンは電子レンジで温めると、ふわふわしっとり感が楽しめます。
常温保存の場合
ジップロックから取り出し、ラップに包んだままの状態で電子レンジで加熱します。
もし霧吹きがあれば、軽く表面に水を吹きかけましょう。
まずは500Wで20秒ほど加熱します。
ふんわりとした柔らかさになっていればOKです。
まだ少し冷たかったり硬い場合は、加熱しすぎに気をつけながら、10秒ずつ追加で加熱してください。
冷凍保存の場合
時間に余裕がある場合は、前の晩に食べる分だけ冷凍庫から取り出し、室温に置きましょう。
翌朝ジップロックから取り出し、ラップに包んだままの状態で電子レンジで20秒〜加熱します。
お急ぎの場合は、冷凍庫から取り出して、ラップに包んだままの状態で30秒〜温めます。
ふわっと温かくなるまで、様子を見ながら10秒ずつ追加で加熱してください。
米粉パンは乾燥を気をつけて、レンジでの温めがおすすめ!
いかがでしたか?
米粉パンは、米粉の性質上、小麦より乾燥しやすくパサつきやすいのが難点です。
しかし、水分を逃さずにしっかりと密封し保存すれば乾燥を防げます。
またトースターより、電子レンジを使って温めると、焼きたてようなふんわりもっちり感が楽しめます。
せっかく上手に作った米粉パン、最後まで美味しく食べましょう!